春と秋は、気温や湿度の変化とともに「気の流れ」も大きく入れ替わる季節です。風水では、季節の変わり目に空間を整えることで、新しい運気をスムーズに迎え入れられると考えられています。
特にキッチンは、“水”と“火”が交わるエネルギーの場。気温や湿気、光の量などの変化を受けやすいため、季節ごとに軽やかにリセットしておくことが大切です。
この記事では、春・秋それぞれにおすすめのキッチン風水習慣と、季節のエネルギーを整える実践ポイントをご紹介します。
- 春と秋に実践したいキッチン風水の具体的な方法
- 季節ごとの気の流れと五行バランスの整え方
- 香り・色・掃除を使った浄化ルーティンの活用術
なぜ季節の変わり目に“気の入れ替え”が必要なの?
季節が移り変わる時期は、自然界のエネルギーが切り替わるタイミングでもあります。
このとき私たちの生活空間にも、その変化の影響が少なからず現れます。
特にキッチンは、家族の健康や金運にも直結する場所ですので、定期的な「気の入れ替え」がとても重要です。
春や秋は、気温や湿度が大きく変化する季節です。
この変化によって、空間内のエネルギーバランスが崩れやすくなり、「なんとなく調子が悪い」「気分が乗らない」と感じることも。
キッチンは特に湿気や熱がこもりやすいため、こうした“乱れた気”を溜め込みがちなのです。
風水では、春は「浄化」、秋は「収穫と再生」のエネルギーを持つとされています。
このタイミングで空間を整えることで、新しい運気を迎え入れやすくなり、不要なものを手放すチャンスにもなります。
特にキッチンは「火」と「水」が交差する場所なので、季節に合った整え方が必要です。
年に4回、季節の節目ごとにキッチンをメンテナンスすることは、家庭全体の運気を安定させる鍵になります。
春分・夏至・秋分・冬至など、自然の節目に合わせて小さなリセットを積み重ねることが、結果的に大きな変化を生むのです。
毎日の掃除だけでは届かない「気の滞り」を、このタイミングでしっかりと整える意識が大切です。
春のキッチン風水習慣|新しい気を迎える準備
春は「始まり」や「成長」を象徴する季節であり、風水的にもエネルギーを刷新する絶好のタイミングです。
冬の間に滞っていた“気”を解放し、明るく軽やかな運気をキッチンに呼び込むことが大切です。
生活の中心ともいえるキッチンから整えていくことで、家庭全体の流れがスムーズになっていきます。
まずおすすめしたいのが、キッチンファブリックの色の見直しです。
春はパステルカラーや明るいイエロー、グリーン系が「木の気」を活性化し、空間をフレッシュに保ちます。
くすんだ色や冬の重たい雰囲気のものは、思い切って入れ替えるのが吉です。
冷蔵庫や調味料棚も、「溜まりやすい停滞気」が溜まりやすいポイントです。
使っていない調味料、賞味期限切れの食品などを処分し、定期的なチェックと入れ替えを習慣にしましょう。
このとき、収納場所に重曹や炭を置くと、湿気と“気のよどみ”を中和できます。
春の朝は、最もエネルギーが清らかな時間帯です。
朝一番に窓を開けて、太陽の光と爽やかな風を取り入れることで、キッチン全体の「気」が巡り始めます。
朝日には「浄化と活性化」の力があるため、換気と共に取り入れると良いでしょう。
最後に、春の象徴ともいえるグリーンや花を取り入れてみましょう。
観葉植物や季節の花を飾ることで、“木の気”が強化され、成長や発展の運気を呼び込みます。
特にキッチンのカウンターや窓辺に小さなグリーンを置くのは、簡単に実践できる春風水の一つです。
秋のキッチン風水習慣|収穫と感謝のエネルギーを整える
秋は「実り」「収穫」「感謝」の季節です。
風水では秋は“金”の気が強まる時期とされ、整えるべきポイントも夏とは異なります。
キッチンに秋のエネルギーをうまく取り込むことで、家庭運・金運に安定感が生まれます。
まず最優先すべきは、換気扇や排水口など目につきにくい場所の掃除です。
これらの場所には“陰の気”が溜まりやすく、放置すると悪臭や湿気などの不調につながる可能性があります。
中性洗剤や重曹を使い、ぬめりや油をしっかり除去することで、空間全体の気がリフレッシュされます。
次に注目したいのが、食器棚の見直しです。

「いつか使うかも」と取っておいた器やカップなど、使われていない物は、実は“滞りの象徴”になっています。
不要なものを手放すことで、新しい運気の流れが生まれます。
秋は空気が乾燥しやすく、火を使う場面も増える季節です。
コンロやレンジ周りの汚れは、「火の気」を乱す原因となるため、丁寧に磨き上げておくことが開運につながります。
焦げ付きや油の蓄積はエネルギーの停滞を意味しますので、週1回程度のメンテナンスがおすすめです。
最後に、秋のキッチンにぜひ取り入れてほしいのが色のチカラです。
ベージュ・ブラウン・オレンジ系の温かみある色は、秋の「収穫」と「感謝」の波動を整えてくれます。
ランチョンマットやクロス、小物類に取り入れるだけで空間のエネルギーが和らぎます。
季節ごとの「五行バランス」を整えるポイント
風水では自然界のすべてのエネルギーは「木・火・土・金・水」の五行から成り立っているとされます。
季節ごとにこの五行のうち特定の気が強まりやすくなるため、キッチンの色や素材に五行のバランスを取り入れることが重要です。
季節に合わせた「色」と「気」の調整は、キッチン全体の運気を自然に底上げしてくれます。
春は「木の気」が高まる季節です。
グリーンや黄緑のアイテムを取り入れることで、成長・発展のエネルギーを引き出すことができます。
観葉植物をキッチンに飾る、小物やクロスに淡い緑を使うなど、自然と調和した空間づくりが運気アップのポイントです。
夏は「火の気」が最も強くなる季節です。
火の気が強すぎると感情の乱れや焦燥感につながるため、明るいオレンジやピンクを使って活力を整えると良いでしょう。
特にキッチンマットやタオルなど、布小物に色を使うと気の調整がしやすくなります。
秋は「金の気」が高まる季節です。
この時期には、ホワイトやゴールドのアイテムで清潔感を演出することが大切です。
金属製のキッチンツールや、白系の陶器、光沢のある小物を活かして、引き締まった印象を整えましょう。
冬は「水の気」が支配的になる季節です。
冷たく沈静的なエネルギーが広がるため、ブルーやネイビーを取り入れて気の安定化を図ります。
食器や収納グッズ、キッチンマットなどに寒色を使うことで、落ち着いた空間を保ち、家族間の関係性も穏やかになります。
季節の変わり目におすすめの「浄化ルーティン」
季節が変わるたびに空間のエネルギーも変化するため、定期的な「浄化ルーティン」が運気維持に不可欠です。
キッチンは特に、湿気・火・水などさまざまなエネルギーが交差する場所。
風水における“気の停滞”を防ぐためには、物理的な清掃とエネルギー的なリセットの両面からのアプローチが効果的です。
最も手軽で効果の高い方法が、塩水を使ったシンクとコンロの拭き掃除です。
塩には古くから「邪気を祓う」力があるとされており、少量の天然塩をぬるま湯に溶かして布に含ませ、蛇口や五徳、作業台を丁寧に拭くだけで空間の“気”が整います。
週に1度、または季節の変わり目には重点的に行うと効果的です。
次に取り入れたいのが、炭や重曹を活用した湿気と気の浄化です。
炭は余分な湿気と同時に“邪気”も吸収するとされており、流しの下や冷蔵庫の裏、戸棚の中に置くだけでOK。
また、重曹は消臭・除湿だけでなく、空間の“浄化アイテム”としても活躍します。
そして、風水において非常に強力とされるのが「自然の光」の力です。
月光や朝日を取り入れる換気タイムは、もっともナチュラルで強力なリセット方法のひとつです。
新月や満月の夜、または早朝に窓を開け、ゆっくりと空気を入れ替えることで、空間に新たな“気”が巡り始めます。
このタイミングに、ラジオや自然音を流すとさらに効果が高まります。
陰陽五行説について
風水と密接な関係がある、「陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)」について知っていると、この記事をより理解することができます。
これは中国の古代思想で、宇宙の法則、自然界と人間の関係を説明するための理論で、大きく分けて「陰陽」と「五行」の要素に基づいています。そのうちの「五行」についてご説明します。
「木(もく) 、火(か) 、土(ど) 、金(きん) 、水(すい)」の関連性については、人間関係や日常生活の意外な場面で繋がっているので、ぜひ読んでみてくださいね!
陰陽五行説「木、火、土、金、水」の特徴〜相生(そうしょう)〜
こちらは良い関係(メリット)についてです。
木が燃えて火を生じ、火が燃えたあとは土が生じ、土からなる山には鉱物(金)が生じ、金は水を生じ、水は木を成長させる、というように、順番に相手を強め、生む影響をもたらしお互いに助け合う関係を築いています。
陰陽五行説「木、火、土、金、水」の特徴〜相剋(そうこく)〜
こちらは悪い関係(デメリット)についてです。
木は土の養分を奪って抑制し、火の熱は金を溶かして抑制し、土は水をせき止めて抑制し、金は刃物として木を切り倒して抑制し、水は火を消して抑制するという、お互いが対立し合って運気を低げる関係となっています。
陰陽五行説は「色や季節や方角」に関係がある?
五行説とは、すべての物事が5つの元素から成り立ち、それらの元素が特定の法則に従って影響し合い、変化と循環を繰り返すという考え方です。
色や季節や方角など自然に関することから、政治や経済、また医学など、生活に関することにも用いられるようになりました。
そして余談ですが、五臓では、肝は木、心は火、脾は土、肺は金、腎は水とつながっています。
以上のように風水が深い関わりのある「陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)」を知っていることで、周囲の環境が変わり、運気アップにもつながっていくのです。
季節に合わせて小物や香りを変える
キッチンの風水を整えるうえで、「香り」は非常にパワフルなアイテムです。
香りには気分を切り替えるだけでなく、場の“気”を浄化し、五感から良いエネルギーを取り込む効果があります。
季節の気候やエネルギーに合った香りを取り入れることで、キッチンがより心地よい空間へと変化します。
春は「木の気」が活性化する季節なので、柑橘系やハーブ系の爽やかな香りがおすすめです。
特にレモン、グレープフルーツ、ミント、ユーカリなどは、空間のよどんだ気を一掃し、軽やかなスタートを後押ししてくれます。
朝にディフューザーを使ったり、スプレーで空間にひと吹きするだけでも気分がリフレッシュします。
秋は「金の気」と「収穫の気」が強まる季節。
この時期は、ウッド系(ヒノキ・サンダルウッド)やシナモン・クローブなどスパイス系の香りが安定と落ち着きをもたらします。
料理とも調和しやすく、キッチン空間に温もりを与える香りなので、拭き掃除や消臭スプレーに活用するのも効果的です。
さらにおすすめなのが、アロマを使った“拭き掃除”です。
水100mlに対し、エッセンシャルオイルを3〜5滴ほど加えたアロマ水を作り、布に含ませて冷蔵庫や棚、ドアノブなどを拭くと、物理的な汚れと一緒に“気のよどみ”もリセットされます。
香りが残ることで、掃除後の清浄な空気も持続し、家族の気分にもポジティブな影響を与えてくれます。
まとめ:季節の流れに合わせてキッチンを整える
キッチンは、食を通して家族の健康や運気を支える家の中でも特にエネルギーが集中する場所です。
そのため、季節ごとに変化する自然の“気”を読み取り、それに合わせてキッチンを整えることは、日々の暮らしをより豊かに、よりスムーズにしてくれます。
気候や光の変化に合わせて掃除や模様替えを取り入れることで、空間と心の両方にリズムが生まれます。
春には「新しい気」を迎え、秋には「感謝と収穫の気」を整える。
それぞれの季節にふさわしい色、香り、素材、そして浄化の習慣を意識することで、キッチンから流れる運気が自然と整い、家全体の気の流れも良くなるのです。
風水は難しく考えすぎず、「心地よさ」や「清潔感」を感じるかどうかが、実は最大のポイントです。
日々の中にほんの少しだけ風水の視点を取り入れてみましょう。
季節の流れを感じながら、キッチンに“気持ちのリセット”を取り入れることで、気づかぬうちに運気も、心も、整っていきます。
大切なのは「気を整えることを楽しむ」姿勢。
キッチンという空間が、毎日を支えるパワースポットへと変わっていくはずです。
ぜひ今出来ることから、実行してみてくださいね!きっと運が開てきますよ^^
- 春と秋はキッチン風水のリセットに最適な季節
- キッチンは運気の出入り口で“気”の滞りやすい場所
- 春は明るい色と朝の光で新しい運を呼び込む
- 秋は掃除と温かみのある色で収穫と感謝の気を整える
- 五行のバランスを意識して季節ごとに色を調整
- 塩水・重曹・炭を使った浄化ルーティンが効果的
- 香りは“気”を動かし整える強力なアイテム
- 自然の流れに合わせた模様替えで心と空間が整う
- 「気を整えることを楽しむ」姿勢が風水の基本
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