鬼門や裏鬼門という言葉を聞いたことがありますか?風水や家相では、不吉とされる方角として知られています。
しかし、なぜ北東と南西が「鬼門」とされるのでしょうか?また、家の間取りに影響を与える理由とは?
ここでは、鬼門・裏鬼門の意味や、避けるべき間取り、もし鬼門に玄関や水回りがある場合の対策方法について見ていきましょう。
- 鬼門・裏鬼門の意味とその由来
- 家相における鬼門の影響と避けるべき間取り
- 鬼門・裏鬼門の対策と実生活での取り入れ方
鬼門・裏鬼門とは?まずは基本を知ろう!
鬼門(きもん)・裏鬼門(うらきもん)という言葉は、家相や風水において重要な意味を持つ概念です。
家を建てる際や、引っ越しを考える際に「鬼門に玄関や水回りがあるのは良くない」と聞いたことがある人も多いでしょう。
では、なぜ鬼門・裏鬼門は避けるべきとされるのか、その由来や考え方について詳しく見ていきましょう。
鬼門は北東、裏鬼門は南西の方角
鬼門とは北東の方角を指し、裏鬼門は南西の方角を指します。
この方角が不吉とされる理由は、季節の移り変わりの影響を受けやすいためです。
例えば、北東(鬼門)は冬から春に移る不安定な時期を象徴し、南西(裏鬼門)は夏から秋に移る時期にあたります。
風水や家相では、こうした気の変化が激しい方角は、不安定な運気をもたらすと考えられています。
鬼門の起源:古代中国から伝わる思想
鬼門という概念は、古代中国の陰陽五行思想に由来しています。
陰陽五行では、北東は「丑寅(うしとら)の方角」と呼ばれ、鬼が出入りする不吉な方位とされていました。
また、中国では北東の方角が山岳地帯にあたり、悪天候や災害が発生しやすい地域だったことも、鬼門の考え方に影響を与えています。
この考え方が日本にも伝わり、平安時代には都づくりや家の建築に影響を与えるようになりました。
日本における鬼門の影響と信仰
日本では、鬼門の思想が平安時代の陰陽道と結びつき、都づくりや寺社の配置に取り入れられました。
特に有名なのは平安京の設計です。
京都の御所(天皇の住まい)は、北東の鬼門の位置に比叡山延暦寺を置くことで、邪気を防ぐ工夫がされていました。
また、日常生活の中でも鬼門を避ける習慣が根付き、「鬼門に玄関やトイレを作らない」といった家相のルールが広まりました。
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鬼門・裏鬼門に配置すると良くないとされる間取り
家相や風水では、鬼門(北東)と裏鬼門(南西)に特定の部屋を配置すると、運気が下がると言われています。
特に、玄関や水回りは鬼門に置くべきではないとされています。
ここでは、鬼門・裏鬼門に配置すると良くないとされる代表的な間取りと、その理由について詳しく解説します。
玄関:悪い気を呼び込む可能性
玄関は家の「顔」であり、外からの気を取り入れる重要な場所です。
そのため、鬼門に玄関を配置すると邪気が入りやすいと考えられています。
特に、北東の方角は「変化の激しい方位」とされ、家庭内にトラブルや不安定な運気をもたらす可能性があります。
また、南西の裏鬼門も家の土台となる気が不安定になりやすいため、玄関には適さないとされています。
キッチン・トイレ・浴室:水回りは特に注意!
鬼門・裏鬼門に水回りを配置すると、健康運や家庭運が悪化しやすいとされています。
特に、トイレや浴室は湿気がこもりやすく、悪い気を増幅させると考えられています。
また、キッチンが鬼門にあると「火(コンロ)と水(シンク)」の気がぶつかり合い、家族の人間関係に影響を与えることがあると言われています。
これらの理由から、水回りはできるだけ鬼門・裏鬼門を避けて配置するのが良いとされています。
寝室は意外にも吉相?家相の考え方
鬼門・裏鬼門に配置すると悪いと言われる間取りが多い中で、寝室は必ずしも凶ではないとされています。
その理由は、寝室は静かな場所であり、悪い気の影響を受けにくいからです。
ただし、頭の位置を鬼門に向けて寝るのは避けた方が良いとされています。
また、寝室を鬼門に配置する場合は、清潔に保ち、不要なものを溜め込まないことが重要です。
鬼門・裏鬼門に玄関や水回りがある場合の対策
すでに建てられた家や購入した物件で、鬼門・裏鬼門に玄関や水回りがある場合、どのように対策すればよいのでしょうか?
完全に移動するのは現実的ではないため、風水の知恵を活かした改善策を取り入れることが大切です。
ここでは、具体的な鬼門対策として効果があるとされる方法を紹介します。
神社のお札や護符を活用する
鬼門・裏鬼門に玄関や水回りがある場合、神社のお札や護符を貼ることで気を整える方法があります。
特に、鬼門封じとして知られる「厄除けの札」を鬼門の方角に貼ると、悪い気の侵入を防げるとされています。
また、鬼門の方角に神棚を設置するのも効果的とされています。
ただし、お札を貼る際は正しい方角に配置し、粗末に扱わないようにしましょう。
盛り塩で場を清める
風水では、盛り塩を使って空間を浄化する方法もよく知られています。
鬼門・裏鬼門に玄関やトイレがある場合、白い器に塩を盛り、定期的に交換することで邪気を払うとされています。


特に玄関の場合は、左右に盛り塩を置くことで、不浄な気の侵入を防ぐ効果が期待できます。
ただし、放置すると逆効果になるため、こまめに交換することが重要です。
観葉植物を使った鬼門対策
鬼門にある玄関や水回りの気を整える方法として、観葉植物を活用するのもおすすめです。
特に、邪気を吸収するとされる「サンスベリア」や「ドラセナ」などの植物を置くと、運気が安定すると言われています。
また、観葉植物は空気を浄化する効果もあるため、健康運や家庭運を整えるのにも役立ちます。
ただし、枯れた植物をそのままにしておくと逆効果になるため、常に元気な状態を保つようにしましょう。
日々の掃除と整理整頓が鍵。
鬼門・裏鬼門対策で最も重要なのは、こまめな掃除と整理整頓です。
鬼門の方角に不要なものが溜まると、悪い気が滞りやすくなるため、常に清潔な状態を保つことが大切です。
特に水回りは、カビや汚れが溜まりやすいため、毎日チェックして清潔にしましょう。
陰陽五行説について
風水と密接な関係がある、「陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)」について知っていると、この記事をより理解することができます。
これは中国の古代思想で、宇宙の法則、自然界と人間の関係を説明するための理論で、大きく分けて「陰陽」と「五行」の要素に基づいています。そのうちの「五行」についてご説明します。
「木(もく) 、火(か) 、土(ど) 、金(きん) 、水(すい)」の関連性については、人間関係や日常生活の意外な場面で繋がっているので、ぜひ読んでみてくださいね!
陰陽五行説「木、火、土、金、水」の特徴〜相生(そうしょう)〜
こちらは良い関係(メリット)についてです。
木が燃えて火を生じ、火が燃えたあとは土が生じ、土からなる山には鉱物(金)が生じ、金は水を生じ、水は木を成長させる、というように、順番に相手を強め、生む影響をもたらしお互いに助け合う関係を築いています。
陰陽五行説「木、火、土、金、水」の特徴〜相剋(そうこく)〜
こちらは悪い関係(デメリット)についてです。
木は土の養分を奪って抑制し、火の熱は金を溶かして抑制し、土は水をせき止めて抑制し、金は刃物として木を切り倒して抑制し、水は火を消して抑制するという、お互いが対立し合って運気を低げる関係となっています。
陰陽五行説は「色や季節や方角」に関係がある?
五行説とは、すべての物事が5つの元素から成り立ち、それらの元素が特定の法則に従って影響し合い、変化と循環を繰り返すという考え方です。
色や季節や方角など自然に関することから、政治や経済、また医学など、生活に関することにも用いられるようになりました。
そして余談ですが、五臓では、肝は木、心は火、脾は土、肺は金、腎は水とつながっています。
以上のように風水が深い関わりのある「陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)」を知っていることで、周囲の環境が変わり、運気アップにもつながっていくのです。
鬼門を気にしすぎる必要はある?
鬼門・裏鬼門の家相について調べると、不吉な要素ばかりが強調されがちですが、本当にそこまで気にする必要があるのでしょうか?
現代では、家相よりも住みやすさや快適さを優先する考え方も広まっています。
ここでは、鬼門に対する考え方について「縁起担ぎ」と「科学的視点」の2つの観点から見ていきましょう。
鬼門の家相は「縁起担ぎ」程度でOK!
家相や風水は、もともと環境を整え、快適に暮らすための知恵として生まれました。
そのため、鬼門を完全に避けるのではなく、家の気の流れを意識して、住みやすい空間を作ることが大切です。
実際、鬼門に玄関や水回りがあっても、適切な対策を取れば問題ないと考える専門家も多いです。
家相を意識しすぎて住みづらい家になってしまうより、快適さと風水のバランスを取ることが重要です。
科学的な視点から見る鬼門の意味
鬼門が不吉とされる理由のひとつに、気候や環境の影響があります。
例えば、北東(鬼門)は冬の冷たい風が入りやすい方角であり、南西(裏鬼門)は夏場に熱気がこもりやすい方角です。
このため、鬼門の家相が「住みにくい環境を避けるための知恵」として発展したと考えることもできます。
現代では、断熱材やエアコンなどの設備が充実しているため、家相だけにとらわれず、科学的な視点から家の間取りを考えることも大切です。
まとめ:鬼門・裏鬼門対策を取り入れて快適な住まいを。
鬼門・裏鬼門は、古くから家相や風水において重要視されてきました。
特に玄関や水回りを配置する場合は注意が必要とされ、対策を講じることで運気を整えることができます。
しかし、過度に気にしすぎるのではなく、快適な住まい作りを第一に考えることも大切です。
鬼門を正しく理解し、必要な対策を。
鬼門・裏鬼門の家相は、単なる迷信ではなく、環境の変化や風の流れを考慮した知恵として捉えることができます。
そのため、鬼門に玄関や水回りがある場合も、盛り塩・観葉植物・掃除の徹底などの対策を行えば、運気を整えることが可能です。
家相を取り入れる場合は、必要なポイントだけを押さえて、実生活に取り入れやすい方法を選びましょう。
気にしすぎず、快適な暮らしを意識しよう!
鬼門の影響を気にしすぎるあまり、家づくりが窮屈になってしまうのは本末転倒です。
現代の住宅は、断熱性能や換気システムが発達していて、昔の家相ほど影響を受けにくくなっています。
大切なのは、家族が安心して快適に暮らせる空間を作ることです。
鬼門・裏鬼門の知識を活かしつつ、自分たちに合った住まいを考えていきましょう!
- 鬼門(北東)・裏鬼門(南西)は不吉とされる方角
- 陰陽五行思想に基づき、平安時代から家相に影響
- 玄関や水回りを鬼門に配置すると運気が下がる可能性
- 対策として神社のお札、盛り塩、観葉植物の活用が有効
- 掃除と整理整頓が鬼門対策の基本
- 家相を気にしすぎず、住みやすさを優先することも大切
- 現代住宅では科学的視点も取り入れてバランスを取る
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