風水では「火」と「水」のバランスが運気を左右しますが、現代のキッチンでは“電気”も重要な気の要素です。電子レンジ・冷蔵庫・炊飯器などの家電は、火の気を内に秘めたエネルギー体。常に稼働し続けていると、空間の気が疲れてしまうこともあります。
家電にも“休ませる時間”をつくることで、エネルギーがリセットされ、キッチン全体の気の巡りが整います。この記事では、風水の視点から見た家電の扱い方と、運気を守る小さな習慣をご紹介します。
- 風水における家電の“気”の影響と基本的な考え方
- キッチン家電を整えることで運気が良くなる習慣
- 電子レンジ・炊飯器・冷蔵庫など家電別の風水的対処法
なぜ「家電の休ませ時間」が風水で大切なの?
毎日当たり前のように使っている家電には、実は風水的な“気”の影響があります。
特にキッチンは「火」と「水」の気がぶつかり合う場所。家電が休まず働き続けると、気のバランスが乱れがちに。
“休ませる時間”を意識するだけで、空間のエネルギーが整い、運気の巡りもスムーズになります。
電気=“火の気”を持つエネルギー
風水では、電気を通すもの=火の気を持つ存在と捉えられています。
電子レンジ、炊飯器、ポットなどの電化製品は、便利で欠かせない一方で、空間に常に熱や振動を与えるエネルギー源でもあります。
特にキッチン家電は、日常的に長時間稼働するため、「火の気」が強くなりやすい傾向があります。
常時稼働で空間に“熱の滞り”が生まれる
家電が常に稼働していると、目に見えない「熱のエネルギー」がキッチン空間にとどまりやすくなります。
この熱がこもる状態は、風水でいう“気の滞り”の原因となり、金運や健康運、対人運にも影響を与えると考えられています。
特に冷蔵庫や電子レンジのように、常時稼働している家電の近くには、イライラしやすくなる気のこもりが生じやすいため注意が必要です。
オフ時間をつくることで“気の循環”が再生する
一日の中で家電に“オフの時間”を与えることは、空間の気のリセットにつながります。

例えば、使わない家電のコンセントを抜く、炊飯器の蓋を開けておく、電子レンジのドアを開放するなど、小さな習慣で「気の循環」を作ることができます。
これにより、キッチン全体の空気感が軽やかになり、家族関係の調和や金運の安定にもつながっていくとされています。
キッチン風水で見る家電の基本配置
キッチンは家庭運・金運に直結する重要な場所。
そこに置かれる家電も、風水の観点で「気の配置」を意識するだけで、運気の流れが大きく変わります。
家電を“適切な位置”に整えることが、気のバランスを整える第一歩です。
① 水の気(シンク・冷蔵庫)と火の気(コンロ・レンジ)を離す
風水では、水の気と火の気がぶつかると、気が衝突して運気が乱れるとされます。
特にキッチンでは、シンク(流し)や冷蔵庫が“水”、ガスコンロや電子レンジが“火”に分類されます。
この2つが隣り合っていると、家庭内の人間関係や金運に不安定さが生まれると考えられているため、可能な限り距離を取るか、間に観葉植物や木製のまな板などの「木の気」を置いて調和させましょう。
② 家電同士の間に「余白」をつくる
キッチン家電を詰め込みすぎていると、気がスムーズに流れなくなります。
家電と家電の間に10cm程度の空間(余白)を空けることで、“気”の通り道が生まれます。
これは見た目にもスッキリし、調理のしやすさや作業効率にも直結します。
また、熱がこもりにくくなるため、家電の寿命を延ばすという実用面でも効果的です。
③ 家電の上に物を重ねない
よくありがちなのが、電子レンジの上に調味料やラップを置くといった使い方。
風水では「上に物を重ねる=気を押さえつける」行為とされ、運気を停滞させる原因になります。
特に、“熱を発する家電”の上に物を置くのはNG。火の気が乱れ、気のバランスが崩れやすくなります。
見た目も雑然とするため、家電の上はなるべく何も置かず、スッキリとした状態を保ちましょう。
主要家電別・“休ませる時間”の取り方
家電にも“休ませる”タイミングをつくることで、キッチン全体の気の流れが調和します。
それぞれの家電が持つエネルギーの特性を理解し、風水的に正しい使い方を意識してみましょう。
日々のちょっとした行動が、大きな運気の変化を生み出します。
【電子レンジ】使用後はドアを開けて“熱と気”を放つ
電子レンジは火の気が最も強い家電のひとつです。
使用後にドアを閉めたままにしておくと、内部にこもった熱と気が抜けず、空間の気を圧迫してしまいます。
使用後は1〜2分ドアを開けて、こもった気をリリースするのがベスト。
また、週に1回は庫内を拭き掃除し、こびりついた“火の気”を清めることで、悪い気の定着を防ぎます。
【炊飯器】炊き終わりの湯気を逃がす+内釜を乾かす
炊飯器は「水と火の気」を同時に持つ特殊な家電です。
炊き終わった後の湿気や熱をそのままにしておくと、“蒸気の気”がキッチンに滞留し、金運や健康運に悪影響を及ぼすことも。
炊き終わったら蓋を開け、内部の湯気を逃がしてから内釜を乾かすことで、良い気が保たれます。
特に湿気が多い夏場は、こまめに開けて気の循環を意識することが大切です。
【冷蔵庫】月1回の“冷気の入れ替え”を習慣に
冷蔵庫は「冷=陰の気」を持ち、空間に静的なエネルギーを放っています。
しかし、冷気がこもると“停滞した気”を象徴するものになり、家庭運や活気に影を落とすことも。
月に1回は庫内を整理し、不要な食品を処分することで冷気の流れがスムーズになり、運気もリフレッシュします。
できればドアを開けたまま1分ほど空気を入れ替える“気の放出”も意識すると良いでしょう。
【電気ポット・ケトル】使わない時はコンセントを抜く
常に保温モードで稼働し続けている電気ポットは、知らぬ間に空間の「火の気」を過剰にしてしまいます。
過剰な火の気は、イライラや集中力低下の原因ともなり、家庭内の雰囲気に影響を与えることも。
使用後は必ずスイッチを切り、できればコンセントを抜くことで、家電に「休息の気」を与えることができます。
毎日少しの手間をかけるだけで、キッチンの気は大きく変わります。
家電に“休息の気”を与える3つの習慣
キッチンの家電を整えるうえで大切なのは、“ただ使うだけ”ではなく、家電にも休息と感謝の時間を与える意識です。
風水では「モノにも気が宿る」とされており、丁寧に扱うことで気の循環が整い、住まい全体の波動も上がっていきます。
日々の小さな習慣が、家電にも、そして暮らす人にも穏やかな気を届けてくれます。
① 使い終わったら「お疲れさま」と声をかける
言葉には“気”を動かす力があると風水では言われています。
毎日フル稼働してくれる電子レンジや炊飯器に、使い終わったあと「ありがとう」「お疲れさま」と声をかけるだけで、その空間に優しい気が宿ります。
感謝の波動は家電にも伝わり、運気を整える力に変わるとされています。
② 夜は家電周りの照明を落として空間を休ませる
日中ずっと働いていた家電を、夜になったら休ませてあげる──これは人と同じように大切なことです。
特に夜は、強い照明が“活動の気”を維持してしまい、空間の気が休まらないこともあります。
家電周辺のライトを落とし、空間に静かな陰の気を与えることで、気のリズムが整い、睡眠の質にも好影響を与えるでしょう。
③ 週末はコンセント掃除で「電気の気」をリセット
埃がたまったコンセント周りは、“気詰まり”や“電気の滞り”を引き起こす風水的NGポイントです。
週に一度、週末などのタイミングで、家電のコード周辺やコンセントを乾いた布で拭くだけで、気の流れがグッと変わります。
この“電気の気の浄化”は、開運の基本とも言われており、金運や健康運の底上げにもつながります。
陰陽五行説について
風水と密接な関係がある、「陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)」について知っていると、この記事をより理解することができます。
これは中国の古代思想で、宇宙の法則、自然界と人間の関係を説明するための理論で、大きく分けて「陰陽」と「五行」の要素に基づいています。そのうちの「五行」についてご説明します。
「木(もく) 、火(か) 、土(ど) 、金(きん) 、水(すい)」の関連性については、人間関係や日常生活の意外な場面で繋がっているので、ぜひ読んでみてくださいね!
陰陽五行説「木、火、土、金、水」の特徴〜相生(そうしょう)〜
こちらは良い関係(メリット)についてです。
木が燃えて火を生じ、火が燃えたあとは土が生じ、土からなる山には鉱物(金)が生じ、金は水を生じ、水は木を成長させる、というように、順番に相手を強め、生む影響をもたらしお互いに助け合う関係を築いています。
陰陽五行説「木、火、土、金、水」の特徴〜相剋(そうこく)〜
こちらは悪い関係(デメリット)についてです。
木は土の養分を奪って抑制し、火の熱は金を溶かして抑制し、土は水をせき止めて抑制し、金は刃物として木を切り倒して抑制し、水は火を消して抑制するという、お互いが対立し合って運気を低げる関係となっています。
陰陽五行説は「色や季節や方角」に関係がある?
五行説とは、すべての物事が5つの元素から成り立ち、それらの元素が特定の法則に従って影響し合い、変化と循環を繰り返すという考え方です。
色や季節や方角など自然に関することから、政治や経済、また医学など、生活に関することにも用いられるようになりました。
そして余談ですが、五臓では、肝は木、心は火、脾は土、肺は金、腎は水とつながっています。
以上のように風水が深い関わりのある「陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)」を知っていることで、周囲の環境が変わり、運気アップにもつながっていくのです。
避けたいNG習慣(気が疲れる使い方)
どんなに風水を意識して配置や掃除をしていても、無意識に行っている「NG習慣」があると、運気は確実に滞ります。
家電の扱い方には、見落としがちなポイントが多く、気が疲れる原因となってしまうことも。
ここでは、風水的に避けたい使い方を整理し、改善のヒントをお伝えします。
- 電子レンジや炊飯器の上に物を置く
 上にモノを重ねる行為は、「気を押しつぶす」象徴とされ、火の気が乱れ、運気の停滞を招く原因になります。
- 冷蔵庫の上にストックや小物をためる
 冷蔵庫の上は気の循環が重要な場所。物を置くことで冷気の流れが遮断され、金運や健康運に悪影響が出やすくなります。
- 電気ポットを常に保温モードにしている
 使わない時でも電源が入り続けていると、火の気が過剰になり空間が疲れてしまうため、意識的に“オフ”にする時間を持ちましょう。
- 家電のホコリを放置する
 コンセント周りや家電の裏に溜まったホコリは、“電気の気”の流れを妨げる最大の敵。週1回の簡単な拭き掃除で、運気もスッキリ整います。
気の流れは、積み重ねた日常の“使い方”に大きく左右されます。
無意識のうちにしているNG習慣を見直すだけで、空間の雰囲気がガラリと変わることも少なくありません。
まずは1つ、やめてみるところから始めてみましょう。
まとめ:家電にも“休息”を。整った気が豊かさを運ぶ
風水の考え方では、すべてのモノに“気”が宿るとされています。
キッチン家電も例外ではなく、日々フル稼働する存在だからこそ、丁寧に扱い、休ませる時間を持つことで空間全体のエネルギーが整っていきます。
“こまめにオフ”にする、掃除する、感謝を伝える──そんな小さな習慣の積み重ねが、大きな運気の変化をもたらします。
家電を整えることは、暮らしを整えること。
そして、自分自身や家族との関係も整えていく“波動調整”のような役割を果たしてくれるのです。
ぜひ今日から、家電にも“休息の気”を与える暮らしを取り入れてみてくださいね。
整ったキッチンには、自然と幸運と豊かさが巡ってきますので、実践してみてください。
- キッチン家電は“火の気”を持つ存在
- 家電の稼働しすぎは気の滞りを招く
- 使用後はドアを開けるなど“オフ時間”を
- 水の気と火の気は距離を保つ配置が理想
- 家電同士の間に余白を作り気を通す
- 家電の上に物を置くのは風水的にNG
- 家電ごとに異なる“気のリセット法”を紹介
- 感謝の言葉や照明の工夫も開運のカギ
- 埃や保温モード放置は運気ダウンの原因
- 小さな習慣が空間と運気を整える鍵になる
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